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けいおんSS 「定期演奏会!!」

こちらはけいおん!!のSSの二次創作作品になります。

多々オリジナル要素が含まれておりますので、そういうのが許容できる方のみ追記からどうぞ。














---それはとある日の放課後。
俺はこの日、たまたま出し忘れていた課題を提出して、少し遅れて部室へ向かっていた。

「・・・・ん?」

普段から騒がしい軽音部の部室だが、今日は一段と騒がしい。

聞き覚えのある声が聞こえてくる。

俺は「また厄介ごとかな・・・」なんてこっそりため息を吐いて、部室に入った。

「お疲れ~。」
「キョーくん、こんにちわ~。」

俺が部屋にはいると真っ先に我が軽音部の名物というか、100%天然娘「平沢唯」がケーキを幸せそうに食べながら空いた左手を上げて挨拶をしてきた。

俺も軽く右手を上げて返事をして、ぐるりと部室を見渡すと見慣れた顔だが普段とは違う面子が二人ほどいるようだ。

1人は前年度の会長が引退して晴れてめでたく会長に就任した「真鍋和」と、少々猫かぶり気味の音楽教師さわお・・・、じゃなかった「山中さわ子」だ。

「誰がさわおよ!!?」
「先生、落ち着いてください。メタな発言はやめましょう。」
「あなたが言ったのよ!?」

さわ子先生はプリプリと怒っているがある意味軽音部の最終兵器「琴吹紬」が家からもってきた紅茶とケーキを食べるとうっとりした顔ですぐに怒りは収まった。それでいいのか教師。

ふと軽音部の良心「秋山澪」が何かを思い出したように「和。」と言うと、和が何かを思い出したようにハッとした表情をすると「そうだったわ」といってお菓子と紅茶でゴチャゴチャした机の上においてあったファイルから資料を取り出し始めた。


「ちょうどよかったわ。私、今日は軽音部とは別であなたにもお願いがあったの、右京君。」
「俺に用事?」

「そうよ」と頷いて資料を手渡してくる。めずらしいな、放課後ティータイムじゃなくて俺個人に話なんて思いながら、書類を見ると一枚には「第一回秋山澪ファンクラブ お茶会」とファンシーな字体とイラストで書かれていて、もう一枚には素っ気無い「桜高軽音楽部演奏会」とこちらは白と黒で素っ気無く書かれている。

内心、「まだあったのか秋山澪ファンクラブ」と思いながら澪のほうを見ると、澪とパッチリと目が合って、澪は顔を真っ赤にしてうつむいてしまった。

(う~ん、やっぱり自分のファンクラブがあったりすると恥ずかしいのか・・・。)

「あ-・・・、和、これはいったい何?」
「そうね・・・。順番に説明すると「お茶会」っというのは、まぁ、前生徒会長であり澪のファンクラブの創設者にして前年度の生徒会長でもある「曽我部 恵」先輩の要望でファンクラブのための「お茶会」を開こうと思っているの。」

なるほどそれで「お茶会」か。

紙の文明を詳しく読んでみると丁寧な字でお茶会の企画が書かれているようだ。

「なるほどね。大体わかったんだけど、この「桜高軽音楽部演奏会」っていうほとはいったい何?」
「そっちが今回のあなたへのお願い。右京君、前の文化祭の時に唯がギターを家に取りに行っている間、前座として何曲か演奏していたわよね?」
「あ、ああ・・・。」

俺たちが2年生の時の文化祭、紆余曲折があって唯がギターを本番直前に家に取りに帰ったことがあった。

当然、ギターがいないのだからライブにならない。だから、時間稼ぎのために代わりにさわ子先生にギターを弾いてもらおうという案もあったのだが、そうなると仮に唯が間に合ったとしても曲数が足りなくなってしまう。

そこでギターボーカルである俺と、ドラムの「上条晋二」という男は校外でギターボーカルとドラムだけという必要最低限の2人編成でバンドを組んでいたので俺たちが前座としてライブをやることになったのだ。

「実はあのときのライブ、当然メインの放課後ティータイムが一番人気だったんだけれど、前座だったあなたたちも評判がよかったの。それで「次のライブはいつなのか?」っていう問い合わせが生徒会に殺到しててね・・・。」

「それは・・・。演っている側としては冥利つきるな。」

正直、あの時はいきなりのライブで緊張で頭の中が真っ白になっていて、晋二のドラムのリズムにあわせてギターをかき鳴らしてマイクに向かって歌うことで一杯一杯で記憶がはっきりしないんだけど・・・。

まぁ、盛り上がって楽しんでくれたならそれでいい。

「それで丁度今年から文化系クラブは最低年に一回は定期的に活動成果発表をしなくちゃいけないことが生徒会のほうで決まって、丁度よかったからあなたたちのライブを活動成果の報告としようと思ったの。」

「なるほどね。さすが和、一石二鳥ってことだな。」

「だけど、そんな急な話、俺がよくても晋二のほうがどうかな・・・。」

ドラムの晋二は実家が相当厳しい家なので、両親はあまりバンドをやっていることにいい顔をしていない。

なんでも文化祭のライブが終わったあとも、風の噂で両親に知られてしまったらしく電話で相当どやされたらしい。

「でも、やらないとまずいわよ。軽音部は部長会議に遅刻してきたり、提出物の提出の期限を平気で過ぎたりするから下手したら部費を大幅に減らされてしまうかも・・・。」

「なんだとぉ!!?それは一大事だ!!右京、なんとしてでも発表会を結構しろ!!」

「そもそも、そこまで追い詰められたのはお前が部長としての仕事をしないからだろうが!!」

そう澪にものすごい勢いで突っ込まれて殴られているのは我が軽音部の部長であり放課後ティータイムのドラムである「田井中 律」だ。

自分で部長に立候補したにも関わらず、部の提出物は出さない、会議には出ない、仕事を澪に押し付けるなど非常ないい加減な性格で、そのたびに主に澪が、時々和がそのフォローをさせられている。

ちなみに俺の住んでいる地域の問題で、小学校の頃は澪と律と学校が一緒で、中学に上がってからは唯と和と学校が一緒だった。

「和、別に俺たちがわざわざ俺たちがやらなくても放課後ティータイムがやればいいんじゃないか?
たとえば澪のファンクラブのお茶会の企画の一環としてライブをやるとかさ。」

俺がそういうと和はちょっと困ったような表情をして「うーん」と言った。

「私も最初はそのつもりだったんだけど、想像以上にあなたたちのライブを見たいっていう生徒が多くて・・・。何とかならないかしら?」

和にそういわれると俺は携帯電話を取り出して、アドレス帳から晋二の名前を出す。

数回のコールのうちに晋二が少し強く声を張っている「もしもし」という声が聞こえて、どうやら街中を歩いているのか車の雑音やら人の話し声が聞こえてくる。

俺は「実は・・・」とさっき和に説明されたことをそのまま晋二に伝えると以外にあっさりと「ああ、別にいいよ。」という返事が返ってきて、俺は少し拍子抜けしてしまった。

「いいのか?親父さんとかにうるさく言われないのか?」

『前回の定期テストがなかなかいい結果だったからな。まぁ、多少の無理にも目をつぶってくれるだろ。』

「そっか、わかった。」

「じゃあな」と俺が言って電話を切ると和がすかさず「どうだった?」と聞いてきた。

「ん、問題ないみたいだぞ。アイツがいいなら俺もOKだからな。」

「じゃあ、また先輩のライブが見られるんですね!!」

和が口を開くより先にやや興奮しながら、俺の幼馴染であり軽音部の後輩である「中野梓」が机から乗り出していった。

梓は我が軽音部でも澪と並んでの常識人なのだが澪とは違い、いつも律や唯にいいようにイジられてしまっている。

そんな彼女とは小さい頃からの幼馴染というやつで、家族ぐるみでの付き合いだ。

「文化祭の時はじっくり見れなかったので、実は私も右京先輩のライブ観たかったんです!!」

「そ、そうか。ありがとう・・・。」

「でも、今回もじっかりは観られないかもしれないわよ?多分、お茶会とほぼ同時進行になっちゃうから・・・。」

えぇ~!という声が梓となぜか澪からもあがる。

「まぁ、そこらへんはうまくやるしかないだろう。でも、これからバタバタして忙しくなりそうだなぁ・・・。」

「そうね、これからはちょっとこうやってお茶会でのんびりするのは厳しいかもしれないわね・・・。」

「えぇ!!ムギちゃんの持ってくるお菓子と紅茶飲めないの!!?」

今度は唯と、本来咎めなければいけない立場のさわ子先生が同時に声をあげ、まるで唯がさわ子先生の立場を代弁するかのように言った。

「まぁ、しょうがないわね。これからお茶会を利用して少しづつ具体案をまとめていきましょう。」

「わーい!!和ちゃん大好き!!!」

そういって唯は子猫がじゃらつくように和に抱きつくた。

-----これからちょっとづつ楽しくなっていきそうだな。

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No title

どうも七瀬です。・・・すげえ!!っていうのが感想ですw
こんなにも自然に、あたかも最初からいた様に男の子キャラが
馴染んでるなんて。まったく新しい作品を見てるみたいでいいです♪
続きを楽しみにしていますね~♪

紹介ブログ書かせてもらいました!

SSも読みましたよー!
キョーくん、ハーレムかと思いきや、苦労が絶えない感じですね。
キョーくんは将来765プロに入ったら、千早を見ると澪を思い出し、響を見ると律を思い出すとかありそうで楽しそうですね!

改行が効果的で読みやすいです!

このままツッパシッテください!
プロフィール

ラフ・メイカー

Author:ラフ・メイカー
「Harmonics」へようこそ♪

このブログは管理人の気の向くままSSを書き散らすブログです。
二次創作として原作には存在しないオリジナルキャラクターを登場させています。
そのようなオリジナル設定に嫌悪感などがある方は、「戻る」のボタンをクリックすることをお勧めします。

現在はアイドルマスターやけいおん!のSSなどを公開しています。

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