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けいおんSS 「入部!!」 その2

けいおん!!のS第二弾で前回の続きです。

前回と同じようにイマイチキャラの正確を掴みきれていませんwwww

それでもいいよ!!というかたは追記からどうぞ。
さて、あの入学式からしばらくたった。
俺は新学期が始まるのとほぼ同時に軽音楽部に入部届けを提出したのだが、実はまだ一度しか顔を出していないし、一ヶ月もたたないうちにやる気はなくなって、今後も顔を出すつもりはない。
理由は至って単純明快---軽音楽部は既に廃部していたからだ。
正確にいえばまだ廃部にはなっていないのだが、軽音楽部は最後の部員である去年の3年生が既に卒業してしまって部員数は0人、職員室に問い合わせたところ、今月中に俺を含めてあと5人部員が入部しなければ廃部になってしまう。
それを聞いた瞬間、俺の熱は一気に冷めて、代わりにドスンと落胆が肩にのしかかってきた。

「今頃部員をあと4人も集めるなんて無理に決まってるだろ・・・。」

入学と同時に始まった部員募集期間から既に一ヶ月近くがたっており、ほとんどの生徒は既に部活を決めている。
部活にはいっていない帰宅部の生徒も、自ら望んで帰宅部になったのだから必死に頭を下げて頼んで入部してもらったところで、やる気が無いのだからマジメに練習するわけがないし、そもそも楽器を買うお金すらケチるだろう。
そんなわけで、俺はこの高校生活を楽しむことを諦めていた。

「右京どうした?いつもにも増してボンヤリしているけれど。」

運良く日当たりのいい席に当たった俺は窓の外をボンヤリと眺めていると、ふと聞きなれた声で話しかけられた。
窓から目を離して呼ばれたほうへ振り返ってみると、どちらかというヒョロヒョロしている俺よりも肩幅が広く、ガッチリとした体格のいかにも体育会系といった感じの男子が立っていた。

「なんだ、お前かよ。」
「なんだって随分扱いが酷いな。」

彼の名は「上条晋二」俺の親友であり、校外で組んでいる同じバンドのドラマーでもある。
見た目どおり小さい頃がバリバリの体育会系で、ドラムを選んだ理由も「一番かっこよくて体を動かすから」という男だ。

「右京、軽音部はどうしたんだよ?お前の中学の頃から楽しみにしてたじゃないか。」
「まぁ、そう・・・なんだけどさ。」

俺は現在の軽音部の事情を晋二に話した。
そもそも俺がこの桜高を選んだのは理由は、ここら辺一帯の高校の中で一番軽音楽部が盛んでレベルが高かったし、他に行きたい高校もなかったのでどうせならとこの高校を選んだのだ。

「だっていうのにさ・・・。蓋を開けてみりゃあこの様だよ。」
「そりゃあそりゃあ、ご愁傷さまで・・・。」

俺が机に肘をついてため息を吐くと、晋二は前の席のヤツの椅子に座ると手に持っていたジュースをゴクリと飲んだ。
時間は既に放課後で時間は四時を回っている。
教室内にはほとんどの生徒が帰るか部活にいっており、人は少ない。

「なぁ、晋二やっぱりお前も軽音部はいってくれよ。せめてお前がいりゃあ軽音部が潰れても音楽室を貸して貰えると思うからさ。」
「無理。俺だってドラム叩きたいけど親がうるさいもん。校外でやってるバンドのことさえうるさく言われてるんだから。」

だよなぁ~と、今日何度目か分からないため息を吐いて俺は脱力してしまう。
俺もこいつの親の厳しさは知っている。この高校に晋二がはいったのも学力がそこそこ高いから無理矢理いれられたんだし、既に化石になり灰となりつつあるバンド=不良というイメージを根強くもっている。
下手をすれば校外でやっているバンドすらもやらせてもらえなくなるかもしれないので、俺も強くは言えなかった。

「まぁ今日もう一回部室に行ってみれば?もしかすると進入部員が来てるかもしれないじゃん・・・。
「いやいや、無いだろ・・・それは・・・。」

いいからいいからと言って、机の横にかかってたカバンを俺に押し付けて、無理矢理椅子から立ち上がらせる。
やっぱり体育会系でドラムをやっているということもあり力が強い。

「さぁ、行った行った。」

俺はこれで部室に行くのは最後にしよう、それで誰もいなかったら素直に諦めると心に誓って教室を出た。

-------------------------------------------------

「澪!!部員が来ないぞ!!」

バンッ!!と幼馴染の、---腐れ縁とも言ってもいい仲の「田井中 律」は口にはいったお菓子を撒き散らし机を叩いてそう怒鳴った。
そんな彼女を見て、文芸部にはいるはずだったのに、律のせいで好むと好まざると軽音楽部にはいることになってしまった私---「秋山 澪」は彼女との付き合いからほぼ毎日のようになってしまったため息を吐く。
素人が見ても明らかに高価に見えるティーセットが置かれた古ぼけた机の上には、律が叫んだときに口から出たお菓子と机を叩いたときに零れた紅茶が零れており、机からは紅茶の芳しい匂いがする。

「落ち着け律。さっきさわ子先生が提出された入部届けをもってきてくれたばっかりだろ。そんなすぐに来るわけ無いじゃないか。」
「いや~、それにしてもムギ。よかったな~部員が一気に2人もはいって。」
「私の話を聞け!!」

そういって私は律の頭を思いっきり引っぱたくと、律はカエルがつぶされたときのような悲鳴をあげた。
先ほど律に唐突に話を振られた金髪と太い眉毛、それにまるでどこかのお嬢様かのような立ち振る舞いが特徴的な「琴吹 紬」、通称ムギは心底ほほえましそうに微笑を浮かべている。
そんな彼女は自分のポケットから出したハンカチで律が撒き散らした残骸を、ハンカチが汚れることも気にせずに机をキレイにしていた。

「でも、よかったですわ。軽音部が廃部にならなくて・・・・。」
「そうだな~。まぁ、私は廃部になんてならないって信じていたけどな。」
「嘘つけ。言いだしっぺのくせに昨日だって何度も「もうダメだ~」って泣き言言ってたくせに。」
「うるさいぞ、澪!!」

その瞬間、「コンコン」というドアをノックする音がして、ずっとうるさかった律もその音を聞いた瞬間、映画を一時停止したときのように硬直した。
私も律に応戦するための構えとってまま硬直して、ムギもティーカップを口につけたまま硬直している。
がちゃりと音がして扉が開き、学校指定の制服をきた男の子が顔だけひょっこりと音楽室に入ってきて、私達を見ると困ったようにポリポリと自分の頭を掻いた。
・・・ああ、そうか。他人から見れば私たち相当マヌケだ。


「あの・・・。軽音部です・・・よね?」
「「「はい」」」
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現在はアイドルマスターやけいおん!のSSなどを公開しています。

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